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大分県佐伯市出身の元嘉風・中村親方、ファンゾーンで元気な姿披露

ラグビーへの思いについて語る中村親方

ラグビーへの思いについて語る中村親方

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 けがで9月に引退した大相撲の中村親方(元関脇嘉風)が10月20日、ラグビーW杯大分ファンゾーン(大分市東大道1)で行われたステージイベントで元気な姿を見せ、満員の会場を喜ばせた。

スーツ姿で元気な姿を見せる元嘉風・中村親方

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 中村親方(37)は大分県佐伯市出身。6月に合宿で訪れた地元佐伯で右膝を負傷。リハビリに努めたが回復せず、9月12日に現役を引退した。イベントへは開催都市特別サポーターとして急きょ参加。PV会場でトークショーを行った。

 中村親方は大きな拍手が鳴り響く中、スーツにネクタイ姿で登場。初めに「現役中に頂いたたくさんの応援に感謝したい。今後は親方として第二の嘉風のような関取を育てられるよう後進の指導に当たっていきたい」とあいさつした。

 2004(平成16)年初場所からの土俵生活については「もう少し現役で相撲を取りたかった」としながらも、「30歳を超えてから、特に大分の人たちの応援が増えたと感じた。そういった声に応えたいという気持ちがあったので、この年まで現役を続けることができた」とあらためて感謝の思いを口にした。

 ラグビーについては自身を「相撲界を代表するラグビー好き」とし、社会人チームの練習に参加した経験などを紹介した。相撲との共通点にも触れ、「がっちりスクラムを組むのは四つ相撲、バックスのスピーディーな展開は押し相撲に似ている」と独自の切り口で解説。違いについては「ずっと走っているところ」とつぶやき、会場を笑わせた。

 中村親方目当てに来場したという大分市の50代男性は「けがの具合が心配で見にきたが、元気そうで本当に安心した。スーツ姿も格好良かった」と笑顔で話していた。

 今後、ファンゾーンは10月26日・27日、11月2日に開場(11時~20時30分)。準決勝、決勝のPVのほか、各種ステージイベントを行う。最終日は歌手の錦野旦さん、お笑いコンビのダイノジのショーや閉幕セレモニーを予定している。

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