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聖火リレー、大分へ 「希望、勇気、元気」と共に別府市からスタート

手を振りながら走る田中さん(別府国際観光港多目的広場で、4月23日10時4分撮影)

手を振りながら走る田中さん(別府国際観光港多目的広場で、4月23日10時4分撮影)

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 東京オリンピックの聖火リレーが4月23日、大分県内で始まった。別府市を起点に2日をかけて18市町村全てを巡る。

田中さんのトーチに聖火を移す広瀬知事

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 都道府県で大分は15番目。九州では初めて。愛媛県から受け継ぎ、180人で宮崎県へつなぐ。初日は別府市を起点に日出町、杵築市、姫島村、豊後高田市、宇佐市、中津市、国東市、日田市と県北部を巡る。2日目は県南に入り、玖珠町、九重町、竹田市、佐伯市、津久見市、臼杵市、豊後大野市、由布市、大分市を走る。

 23日は9時25分から別府国際観光港多目的広場で出発式が開かれた。式典には470人が参加。別府翔青高吹奏楽部の演奏と小中学生によるダンスパフォーマンスが会場を盛り上げた。

 大分県の広瀬勝貞知事は「県民の心に希望や勇気、元気の火を付けながら安全に走ってほしい」とあいさつ。点火式では、ランタンから点火棒へと聖火を移し、別府出身で新体操で2度五輪に出場している田中琴乃さん(29)が持つトーチに着火した。

 第1走者の田中さんは燃える聖火を確認すると、笑顔と共に拍手の中を走りだした。式に参加した別府市の40代女性は「自分の目で見た聖火の色は間違いなく崇高だった。記憶に残る」と満足そうに話していた。

 24日は9市町を90人が走る。10時から玖珠町の「くすまちメルサンホール第二駐車場」で出発式を開催。「九重夢大吊(つり)橋」のある九重町、「原尻の滝」のある豊後大野市などを巡る。臼杵市では日本泳法山内流で臼杵川を泳いでつなぐ。最終区の大分市は18時35分から29人で聖火をつなぎ、ゴールの祝祭の広場を目指す。

 聖火リレーの模様はNHKがインターネット中継している。区間や次に走るランナーなども確認できる。県実行委員会では「リレールート沿いの密を避けるためにできる限り、ネット中継で楽しんでほしい」としている。

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