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大分市の「華どり」、市内医療従事者に焼き鳥&唐揚げ無償提供 電話で受け付け20日間

利用を呼び掛ける井村さん

利用を呼び掛ける井村さん

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 大分市のテークアウト専門焼き鳥店「華どり」(大分市大在中央1、TEL 097-511-0878)は新型コロナウイルスと闘う市内の医療従事者に、5月12日から焼き鳥・唐揚げセットを無償で提供する。期間は5月31日までの20日間で、運営する「いむ」代表の井村友哉さん(31)は「電話一本で受け付ける。自宅で外食気分を味わってほしい」と呼び掛けている。

焼き鳥は10本を無償提供

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 井村さんは福岡市出身の元高校球児。2013(平成25)年から5年間、日本文理大硬式野球部のコーチを務めた縁で「大在愛」を強め、2018(平成30)年4月、JR大在駅近くに同店を開業した。オリジナルたれと部位に合わせたブレンド塩が特徴。主婦層を中心に、地域の人気店となっている。

 無償提供は、知人の医療従事者から「1年以上外食していない」「友人にまったく会っていない」といった声を耳にして決めた。「感染者の急増を受け止める最前線で踏ん張り、さらに厳しい自制も続けている。そういった人たちに和みの時間作ってもらいたいと考えた」

 一番人気の「豚バラ」、自慢のたれを使った「かしわ(鳥もも肉)」などを含む串焼き10本と唐揚げ100グラム(1,500円相当)をセットにして提供する。一日先着10人。市内の医療従事者であることが分かれば誰でも利用可能。受け取りの希望日時を電話で申し込む。

 提供期間は6都府県で延長・追加された緊急事態宣言の期間に合わせた。「コロナ禍のテークアウト需要で受けた恩を考えれば長くはない。何としても還元したい」と井村さん。「一緒にチームプレーで闘えれば」と熱い。

 営業時間は15時30分~22時。火曜定休。

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