大分市の子育て支援サイト「naana(なあな)」のクリスマス交流会が12月20日、大分市の稙田市民行政センター(大分市玉沢)で開かれた。
「naana」は子育てに役立つ情報を発信するサイトで、大分市子ども企画課の委託を受けてQTミディア(大分市)が運営。育児世代の保護者らがボランティアで多様な情報提供や交流会開催などを行っている。
クリスマス交流会は未就学児を対象とする恒例行事。今年は9組の親子が参加し、撮影会やプレゼントを入れる紙の靴下製作などを楽しんだ。
靴下作りの講師はNPO法人「チャリティーサンタ」大分支部の西嶋しのぶ代表が担当。作業の途中で子どもたちに「サンタクロースを呼んでみよう」と呼び掛け、会場にサンタを呼び入れた。
「サンタさーん!」の声に合わせるように白い大きな袋を肩に掛けたサンタが登場すると子どもたちはびっくり。中には声を上げて泣きだす子もいたが、サンタの声掛けに次第に打ち解け、ハイタッチをしたりひげを触ったりして交流を楽しんだ。
サンタ役は初めてという岩尾誠也さん(宇佐市)は2児の父。同支部の事前研修でサンタの振る舞いや話し方などを学んできた。交流会では「子どもの笑顔が大好き。未来の宝を育てていきたい」と話し、子どもたちに間を回って積極的に声を掛け、プレゼントを渡していた。