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滝廉太郎の歌をカレーで表現 大分・日出町の園児が料理に挑戦

園児の「滝廉太郎カレー」を

園児の「滝廉太郎カレー」を

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 日出町ゆかりの作曲家、滝廉太郎が作った歌をカレーで表現する料理教室が6月28日、日出やまとこども園(日出町)であった。

会食でカレーを味わう子どもたち

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 滝家は代々日出藩の要職を務めた家柄で、滝家と廉太郎の墓は同園隣接の龍泉寺にある。園児は毎年、6月29日の廉太郎の命日に合わせた法要で合唱を披露している。

 料理教室は廉太郎と日出町との関わりを子どもたちや地域住民により深く知ってもらおうと企画。廉太郎が作った歌から12曲を選び、園児に曲名から連想するカレーを考えてもらい、同園の栄養士・川野美咲さんらが1月から12月までの月替わりメニューとして仕立てた。

 調理には5歳園児21人が参加。ご飯を鏡餅に見立てた1月の「お正月」、花の形にしたハムやきゅうりを添えた4月の「花」などのオリジナルカレー作りに挑戦した。

 事前に調理工程などを学んでいたことから本番の調理も順調で、保護者や関係者らを招いた会食で、園児たちは数種類のカレーを味わった。同園の佐藤拓未園長は「子どもたちが主体的に考えたメニューなので興味を持って調理し、食べていた。そういった姿を見られてうれしい」と話した。

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