
別府市で建設中の新市立図書館(別府市別府)で7月19日、親子で工事現場を見学する「けんせつ探検隊 2025」が開かれた。
一般社団法人「日本建設業連合会」主催。小中学生に構造物の建設現場を知ってもらい、仕事のやりがいを感じてもらおうと2015(平成27)年から全国で開いている。大分県では初開催。
別府市と大分市から6組の親子14人が参加。施工する奥村組の担当者から建設業や別府市新図書館外新築工事の概要について学んだ後、3班に分かれて現場を見て回った。
図書館内では進行中の床工事や別府竹細工の八つ目編みをイメージした天井の説明を受け、完成後のイメージをタブレット端末で確認したほか、館内の距離を調べる測量にも挑戦した。
屋外では別府特産の竹の型を写し取った外壁を見学し、高所作業車に乗ったり、重機の運転席に座ったりした。参加した子どもたちは「高いところから見ることができてワクワクした」「開館するのが待ち遠しい」などと話した。
別府市新図書館は地上3階建てで、高さは13.5メートル。敷地面積約1万7000平方メートル、延べ床面積約5000平方メートル。工期は2023年12月26日から2025年9月30日。図書館と地域交流センターを備えた複合施設として2026年3月に開館を予定する。