
別府市の観光施設「海地獄」(別府市鉄輪、TEL 0977-66-0121)で8月13日、巨大なハスの葉に子どもが乗る「大鬼蓮(オオオニバス)乗り」が始まった。
海地獄は、熱泉を利用した観光名所7地獄のうちの1つ。温泉成分に硫酸鉄が溶解して青く見えるのが特徴で、国の名勝に指定されている。施設内の池に熱泉を引き込み、水温27度以上という環境で南米原産の「オオオニバス」を育てている。
ハス乗りは、毎年お盆時期に行っている独自イベントで、池の淵2カ所で実施。直径約140センチまでに育った葉に安全用のアクリル板を乗せ、職員が子どもたちを抱えて1人ずつ立たせる。来場者の子どもで体重20キロ以下であれば無料で体験できる。
13日は帰省や観光の親子連れが列を作り、順番にハス乗りを楽しんだ。札幌市の3歳男児は葉の上に乗ると母親に手を振って満足げ。福岡市から家族旅行で訪れた4歳女児は「楽しかった」と笑顔を見せた。
15日まで。連日10時30分から実施する。