
「Meet Bamboo! 丘の上のコレクションと竹との出会い」が現在、大分市美術館(大分市上野、TEL 097-554-5800)で開かれている。
同館が取り組む「大分発アートプラクティス発信事業-竹/キュレーション・プロデュース MEET BAMBOO PROJECT OITA JAPAN」の第1弾。大分で活動する若手竹工芸作家6人を紹介し、竹文化を軸とした展覧会やフォーラムなどを開催する。
竹工芸作家の青柳慶子さん、池将也さん、木崎和寿さん、近藤雅代さん、谷口倫都さん、美術家の長谷川絢さんが参加。それぞれが同館所蔵の生野祥雲斎の竹工芸、高山辰雄の絵画などをモチーフにした竹を使った新作を並べている。
青柳さんは、画家・岩澤重夫の「清秋」の山の紅葉を、重ねた色ひごで表現した「秋麗」を発表。池さんは美術家・吉村益信の立体作品から着想を得た「ギブミーフラワー」を出品した。
谷口さんは、球状の「竹鞠(たけまり)」を展示。設置台に映る陰影と合わせて美術家・宇治山哲平の抽象的な造形を表現した。会場には先人の作品約30点も並ぶ。
大分市荷揚複合公共施設コモンスペースでは長谷川さんと美術家・諫山元貴さんによる二人展も開催している。
10月18日は、同スペースでコシノジュンコさんを招いた記念フォーラムを開く。入場無料。オンライン聴講可。25日には大分市美術館でフランスのジャーナリスト、ドラ・トーザンさんの講演会を開催(要観覧料)。参加作家によるワークショップも予定する。いずれも要事前申し込み。
開催時間は10時~18時。観覧料は、一般=1,000円、大学生・高校生=700円、中学生以下無料。11月16日まで。