
竹工芸に触れて体験できる「OITA BAMBOO ART 2025 竹会〈たけえ〉」が10月18日、大分県立美術館(大分市寿町2、TEL 097-533-4500)の3階ホワイエで始まった。
大分県主催、同館共催。NPO法人「BEPPU PROJECT」が企画・運営を担う。空間造形ディレクションは竹藝家のこじまちからさん、クリエイティブディレクションは長門敦さんが担当。
マダケ生産量日本一の大分県の竹と別府竹細工の魅力を伝えるイベントで3年目。今年は20人以上の作家が参加し、竹からひごを取るまでの作業工程「ひご取り」を紹介するほか、作品展示、竹編み体験、ワークショップなどを行う。土日祝日の「竹之市」では、竹製の生活雑貨などを展示販売する。
18日のオープニングイベントには関係者や竹工芸ファンら約40人が参加。ミニコンサートで竹で作ったバイオリンとコントラバスの音色に聞き入った。六つ目編みの体験コーナーでは、来場者が6本の竹ひごを手に、上下の交わりに注意しながら六角形の模様作りに挑戦した。
ワークショップは有料。竹皮編み花かご、四海波花かご、指輪、風車、竹玉ペンダント、馬のしおり、縄文笛づくり、手ぬぐい竹炭染めなど。「竹之市」は10月19日・25日・26日、11月1~3日に開催。
開館時間は10時~19時(金曜・土曜は20時まで)。観覧無料。11月3日まで。