大分・臼杵二王座周辺で11月1日から、毎年恒例の秋のイベント「うすき竹宵(たけよい)」が開かれる。
11月1日・2日に開催される「うすき竹宵」ホームページトップ画像
「臼杵石仏」を造ったと言い伝えられている「真明長者伝説」を再現し、臼杵市中心部の町並みに約2万本の竹ぼんぼりを設置する同イベント。毎年約9万人が来場する。
不慮の事故で亡くなったとされる登場人物「般若姫」の御霊(みたま)の里帰りを再現した「般若姫行列」(両日とも儀式=18時40分~、出発=19時~)や、市内中心部の寺などを利用して全国的に活躍するしの笛奏者狩野泰一さんによる演奏、地元臼杵出身のアーティストしんいちさんが結成したバンド「ステレオ少年」のライブ、舞踊家・美容研究家のRYOKOさんのダンスパフォーマンスなど、さまざまな催しを用意する。
プロの竹工芸作家やボランティアスタッフが無数の竹を組み合わせて制作した「竹のオブジェ」は市内32カ所に設置している。
臼杵市産業振興課の河野さんは「毎年ボランティアスタッフなど忙しい時間を使って多数参加し、臼杵市民総出で開催する祭り。臼杵の歴史と町並みをぜひ楽しんでもらいたい」と来場を呼び掛ける。「臼杵市は今年、中心市街地整備の集大成として建設した3階建ての観光交流施設『臼杵市観光交流プラザ」を建設した。訪れる皆さまをおもてなしの心で迎えたい」とも。
開催時間は21時まで。ぼんぼりの点灯は日没から随時行う予定。点灯器具を持参すれば明かりをともすこともできる。11月2日まで。