南大分体育館(大分市大字豊饒)で9月27日、第35回広瀬正雄記念拳法選手権大会が開かれた。主催は国際拳法連盟(大分市明野北3、TEL 097-551-7857)。
同連盟の初代会長を務めた故広瀬正雄さんを記念し毎年開かれ、35回目の開催となる同大会。「より実践的に、より安全に、より楽しく」をコンセプトに、拳士相互の技術力の向上と親睦を図ることを目的としている。
名誉大会長の広瀬勝貞大分県知事は「日頃の鍛錬の成果を発揮して大会を通じ、互いの親睦と友情を深めて頑張ってほしい」とあいさつ。大会長の佐藤樹一郎大分市長は「35回続く伝統の大会。まずは一生懸命に頑張ってほしい。大分市の観光施設や食なども楽しんでもらえれば」とあいさつした。
県内を中心に、5歳から60歳まで約130人が出場。形や乱取りなど他流派も参加し競った。
国際拳法連盟の植木隆雲総師範は「どんな状況になっても生き抜く能力を身に付けてほしい、たたきたたかれ痛みを知って成長してほしい」と話した。
大会に参加した将覇道場の緒環幸将(おだまきこうすけ)師範は「伝統ある大会に参加させていただいてうれしく思う。流派により違いがある中で、子どもたちの技術だけでなく心も鍛え成長するスポーツとしての取り組みは同じ。続けて参加していきたい。参加した選手たちはとても良い経験になったはず」と振り返った。