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大分県立美術館が開館1周年 「ガラス水平折戸」開放しオープンカフェも

「ガラス水平折戸」

「ガラス水平折戸」

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 大分県立美術館(大分市寿町2、TEL 097-533-4500)が4月24日、開館1周年を迎えた。

「ガラス水平折戸」を開いた様子

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 「出会いのミュージアム」がコンセプトの同館。開館39日目に10万人に達し、年間目標の50万人に204日で突破するなど話題を集めた。

 1周年記念イベントは現在、熊本地震による来場者の安全を考慮し一部を中止しているが、3階コレクション展示室では、新収蔵品など初公開の作品を含む73点の「コレクション展Ⅰ」を開いているほか、これまで同館が取り組んできたワークショップの成果を展示。5月3日は、津久見樫の実少年少女合唱団による演奏会、同4日はリレーコンサートを予定している。

 4月29日・30日には開館後初めて「ガラス水平折戸」を開放し、椅子やテーブルを設置してオープンカフェを行った。

 市内在住の中学3年生、小山田さんと永野さんは「中と外との隔たりが無く、今までよりもさらに明るくとても良い雰囲気。季節もよくて気持ちいい」と話していた。

 同館広報グループリーダーの宇都宮壽さんは「2年目にしてようやく同館の建物の一つの機能をお見せすることができた。天候など考慮し今後も開放できる時は取り組んでいきたい。気軽立ち寄れる美術館として、今後も新しい楽しみ方を提供していきたい」と意気込む。

 同館では現在、企画展「シアター・イン・ミュージアム」を行っている。岡山市で1974(昭和49)年からライブハウスを経営している能勢伊勢雄さんが監修する同展は、能勢さんと同市の「銀塩(ぎんえん)」写真家団体が撮影した「神秘的な写真」計630点を展示するほか、週末や祝日にステージライブや演劇、トークイベントなどを展開している。5月8日まで。

 「企画展はこれまでにない新たな試みに挑戦している。ぜひ多くの人に来館してもらえれば」と宇都宮さん。

 開館時間は10時~19時(金曜・土曜は20時)。

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