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大分県立美術館で「北大路魯山人展 和の美を問う」 120点を一堂に

「北大路魯山人展 和の美を問う」会場の様子

「北大路魯山人展 和の美を問う」会場の様子

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 大分県立美術館OPAM(大分市寿町2、TEL 097-533-4500)で現在、「何必館(かひつかん)コレクション 北大路魯山人展 和の美を問う」が開催されている。

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 何必館・京都現代美術館の(京都市東山区)魯山人コレクションから厳選した陶磁器、書、篆刻(てんこく)など約120点を、「陶」「書」「茶」「花」「食」の5つのテーマに分け、古材や更紗、根来(ねごろ)などと取り合わせて展示する同展。何必館のコレクション展示は九州初となる。

 魯山人は京都・上賀茂神社の社家(世襲の神職家)に生まれた。書、篆刻で身を立て、1925(大正14)年には、東京・赤坂に会員制の料亭「星岡(ほしがおか)茶寮」を開設。顧問兼料理長として腕を振るった。北鎌倉で陶磁器の制作に取り組み、漆芸、金工、日本画などにも才能を発揮し、「昭和の光悦」とも称された。

 同展で公開中の品は何必館・京都現代美術館の館長を務める梶川芳友さんが半世紀がかりで収集したという。「陶」「書」「茶」「花」「食」の五つのテーマに分け、「使う」をキーワードに梶川さんが展示構成を担当した。より身近に感じてもらえるよう空間演出など見せ方に工夫を施す。

 同館学芸員の古賀道夫さんは「開催からこれまで来館者からの反響は大きい。市内・県内だけでなく県外からも多くのお客さまが訪れている。これだけ多くの作品が一堂に会する機会はなかなか無い。今週がいよいよ最終週。多くのお客さまに来館してもらえれば」と呼び掛ける。

 開館時間は10時~19時(金曜・土曜は20時まで)。観覧料は、一般=1,000円、大学生・高校生=500円、中学生以下無料。6月11日まで。

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