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別府市の鶴見岳で「大寒がまん大会」 挑戦者ブルブル、観客ゲラゲラ

寒風の中で開かれたかき氷早食い競争

寒風の中で開かれたかき氷早食い競争

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 別府市の鶴見岳の山頂広場で1月28日、「鶴見岳大寒がまん大会」が開かれた。

裸で氷柱にしがみつく参加者

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 別府ロープウェイ(別府市南立石、TEL 0977-22-2278)の主催で今年24回目となる同イベント。寒さと冷たさを耐え忍ぶ「かき氷早食い」「スノーダーツ」「そーめん早食い」「地獄の針仕事」「氷柱しがみ付き」のオリジナルの5種目で、それぞれ10人が競い合った。

 鶴見山上駅前広場(標高約1300メートル)の10時の気温は氷点下3度。寒風が吹き付ける中、裸や夏服の参加者がぶるぶると震えながら挑戦する姿に、来場者は笑いながら大きな声援を送った。

 かき氷早食いは杵築市の会社員・松川寿美さん(50)が3連覇、通算10度目の優勝を飾った。表彰式で松川さんは「本当は10回という数字を機に引退しようと思ったが、『次はリベンジしたい』との声を頂いたので受けて立つしか…」と来年の出場をにおわせた。

 氷の椅子に座り、氷の器でそうめん150グラムを早食いする競技は、大分市の会社員・中邑晃也さん(24)が初優勝。お盆芸を持ちネタとする芸人に扮(ふん)して裸で登場し、むせながらも一気にすすり上げて会場を沸かせた。「とにかく寒かったが、早食いの練習してきた成果が出た」と喜んでみせた。

 高さ約2メートルの氷の柱に素手と素足で抱き付く時間を競う「氷柱しがみつき競争」は、氷のコンディションが悪く参加者は「滑ってつかめない!」と叫びながら次々と落下。最長でも約2秒という文字通りの「秒殺」となった。

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