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大分市で「府内南蛮ライティング」 子どもたちの夢、光の回廊に

子どもたちの夢が灯された「府内南蛮ライティング」

子どもたちの夢が灯された「府内南蛮ライティング」

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 大分市の若草公園(大分市中央町2)で2月11日、「第7回府内南蛮ライティング」が開かれた。

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 大分商工会議所青年部の30周年記念事業として始まった同イベントは今回で7回目。子どもたちに、灯篭に見立てた白い紙袋に夢や希望を書いてもらい、袋の中に入れたろうそくに火をともすことで願いが天に届くとする。

 今年は、事前応募のあった市内の保育園、幼稚園、小学校、中学校と、大分トリニータ、バサジィ大分、大分三好ヴァイセアドラーなど48団体から約9,000個が集まった。本来は2月10日に実施予定だったが、悪天候のため翌日に延期していた。

 同部員と学生ボランティアら約80人が午前中から会場を設営。紙灯篭が風で倒れないように重し代わりに土を入れ、各団体ごとに分けて設置した。16時30分から来場した点火希望者にガスライターを配り始め、17時に点火を開始。日暮れととも明かりが輝き始めると、幻想的な光の回廊が出現した。

 会場は家族連れや子ども同士のグループでにぎわい、それぞれ自分の灯篭を見つけては中の火を確認したり、写真を撮ったりした。大在小1年の吉武真優さんは「パティシエになりたい」と絵とともに願いを書き込んだ。「テレビでケーキを作っているのを見て、楽しそうと思った。この前はお母さんと一緒にクッキーも焼いた」と笑顔を見せた。

 同部の藤澤卓弘会長は「ろうそくの火が消えるときに願いがかなうともされている。来年以降も子どもたちの願いが届くよう続けていきたい」と話す。

 紙灯篭は同部で保管した後、市内の神社で祈祷を受ける。

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