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大分県立美術館で「障がい者アートの祭典」 多様な才能&感性きらり

障がい者の力作が並ぶアートの祭典

障がい者の力作が並ぶアートの祭典

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 「障がい者アートの祭典」が現在、大分県立美術館OPAM(大分市寿町2)1階展示室Aで開かれている。

触れることができる「クローン文化財」

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 「第33回国民文化祭・おおいた2018」「第18回全国障害者芸術・文化祭おおいた大会」(10月6日~11月25日)の大分市分野別事業。県内外の障がい者による作品や国際コンクールの入賞作、聴覚障がい者の青春を描いた漫画「聲(こえ)の形」の原画、直接触れることができる名画の複製品など543点を並べている。

 「おおいたの障がい者アートの歩み」「全国障がい者作品展(県外作品)」「ビッグ・アイ(国際障害者交流センター)アートプロジェクト入選作品展」「『聲(こえ)の形』原画展」「五感で感じる美術館」の5つのコーナーに分けて展示。各コーナーで常駐スタッフが手話通訳や筆談で対応する。

 「おおいた-」には、県障害者社会参加推進協議会の「ときめき作品展」で過去に大賞を受賞した25点、おおいた大茶会盛り上げ隊の作品、「高山辰雄賞ジュニア美術展」の約140点などを展示。細い筒状の色紙を2万個使って仕上げた「ビードロを吹く娘」などの力作が並ぶ。

 体験型の「五感-」では東京芸大が伝統的な模写技術と現代のデジタル技術を融合させて複製した「クローン文化財」29点を紹介している。ゴッホの自画像、セザンヌの静物画、法隆寺の仏像などの作品は触ることができ、キャンバスの質感や絵の具の凹凸などを確認できる。近づくと畳やお茶などの香りも楽しめる浮世絵なども展示している。

 開催時間は10時~19時(最終日は15時まで)。入場無料。10月8日まで。11月9日~18日は全国障がい者作品展の県内応募作品を展示する。

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