
大分市の「じょうとうこども園」(大分市萩原3)で9月18日、「七福神」を題材にした料理教室が開かれた。
七福神が日本出身の恵比寿と中国・インドの神々から成ることから、「出自の異なる神様たちも仲良し」「他者へのいたわりや感謝を考えよう」をテーマに企画。大分市の立松食育研究所などの協力を得て、子どもたちが七福神から連想するオリジナル料理7種類を作った。
18日は年長組26人が参加。7班に分かれ、「福禄寿(ふくろくじゅ)」の長い頭とひげをイメージしたフランスパンのサンドイッチ、「大黒天(だいこくてん)」が持つ袋の中をイメージしたすしやおにぎりのセットなどを作り上げた。
完成した料理について、子どもたちは「パンに野菜を挟むのが難しかった」「ギョーザの皮をくるくる巻くのが楽しかった」などと感想を述べ合い、「恵比寿」が持つタイを素材とした姿蒸しを調理した女子は「ソースをのせるのが難しかった」と話していた。
長久寺真美副園長は「料理のアイデア出しから関わってもらうことで栄養や素材、調理方法などを知るきっかけになると思う。家に帰った時の話題になれば」と期待する。