大分の「ファブラボ大分」(大分市東春日町、TEL097-599-3613)が県内6カ所で、出張ものづくり体験講座「こどもと女性のワークショップ」を開く。
ファブラボ大分で石膏用3Dプリンターとレーザーカッターで作成された作品
講座は大分県から委託された「デジタルものづくり人材育成事業」の一環として運営。ファブラボ大分では3講座を設けており、今回開催の地域講座からデジタルものづくりに興味を持ってもらうことを目的としている。
講師に大分県立芸術文化短期大学教授の凍田(こおりだ)和美さんを招くほか、同大女子学生約20人で結成された「ものづくり女子隊」が参加。カッティングマシンを使ったオリジナルのステッカーづくりなどを予定する。
担当の公益財団法人ハイパーネットワーク社会研究所の主任研究員稲葉さんは「デジタルものづくりはハードルが高く難しいイメージがあるが決してそうではない。女性や子どもでも簡単にできるものづくりを、まずは地域講座から体験して楽しんで作る喜びを感じてもらえれば」と参加を呼び掛ける。
ファブラボ大分は今年1月26日、日本では7番目、九州で初めてできた施設。3Dプリンターやレーザーカッターなどのデジタル工作機器の学習や、ものづくりを通した地域のつながりづくりの場として、大分県が「デジタルものづくり人材育成事業」の一環で開設した。同法人が運営する。
ワークショップは今後、2月中に3回、3月中に2回を予定。申し込み方法などはホームページで確認できる。