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大分・湯布院で「ゆふいん文化・記録映画祭」 20回節目に開催終了へ

第20回ゆふいん文化・記録映画祭フライヤー

第20回ゆふいん文化・記録映画祭フライヤー

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 湯布院公民館(由布市湯布院町川上、TEL 0977-84-2604)で6月23日から、「第20回ゆふいん文化・記録映画祭」が開催される。

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 なかなか上映の機会がない国内ドキュメンタリー映画に特化した同映画祭は今回で20回目。期間中、「戦争の悲劇」「生命の不思議」「言葉の力」など9プログラムを企画し、識者らのゲストトークやシンポジウム、懇親会を展開するほか、過去の映画祭で印象深かった作品を上映する。

 主催実行委員会によると、埋もれてしまいそうな作品に光を当てようと1988(昭和63)年から毎年開催してきたが、今年を最後にイベント開催を終了する方針という。

 同委員会事務局の小林華弥子(こばやしかやこ)さんは「年々来場する常連客や『出品したい』『上映してほしい』との要望も増えた。イベントとして定着してきたが、今回で1度幕を閉じる。しっかりと最後までやり遂げたい」と意気込む。

 故・松川八洲雄監督を顕彰し、新しい映像の可能性を発信しようと設けた松川賞には、「葛根廟(かっこんびょう)事件の証言」(24日上映)が選ばれた。

 全16作品の上映日程は次の通り。23日=「博多人形」「旅役者」(19時~)、24日=「機関車C57」「或(あ)る保姆(ほぼ)の記録」(10時~)、「葛根廟事件の証言」(12時30分~)、「雲と気流」「富士山 雲の動き」「真正粘菌の生活史」(14時40分~)、「無音の叫び声」(17時20分~)。

 25日=「抗(あらが)い」(10時~)、「嫁の野良着」「文字の普及」「ことばを超え、境界を越える詩」(13時10分~)、「息の跡」(15時~)、「ぶんきょうゆかりの文人たち」「マイブルーヘブン吉野作造」(18時10分~)。

 小林さんは「貴重な場として20年間続けてきた。今年もここでしか見ることができない映画やゲストトークなどぜひ多くの人に来場してもらい楽しんでいただければ」と呼び掛ける。

 観覧料金は1プログラムにつき、一般=700円、小学生=500円。全プログラム有効のフリーパス券=3,500円も用意する。6月25日まで。

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