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大分農業文化公園で巨大かるた大会 小学生以下対象に初開催へ

大分農業文化公園のオリジナルジャンボかるた

大分農業文化公園のオリジナルジャンボかるた

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 大分・杵築の大分農業文化公園(杵築市山香町、TEL 0977-28-7111)で1月7日、小学生以下を対象とした「巨大かるた大会」が開かれる。

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 毎年、新年に餅つきなどの正月イベントを実施している同公園。昨年初めて開いたたこ揚げ大会の盛り上がりを受け、新しい正月イベントとしてラインアップに加えることにした。

 使用するかるたは、「農業」「大分県」「大分農業文化公園」のどれかに関する内容で、オリジナル版の大きな取り札を取り合う。「百人一首や普通のかるたでは面白くない」と 企画営業班のスタッフ3人がアイデアを出し合って作り上げた。

 五十音から「を」「ん」と重なった文字を抜いた44文字分を制作。同班リーダーの世満陽子さん(42)が中心となり、昨年11月までに読み札の内容を固め、12月に入ってから取り札を完成させた。取り札のサイズはA2判(420ミリ×594ミリ)で、発泡スチロール素材のパネルに写真やイラストを張り付けた。制作する中では読み札作りに一番時間がかかったという。

 「い」の読み札は「稲作は日本の農業の中心」で、取り札にはコメ作りの過程を描いた。「お」は「おんせん県おおいた」を採用し、大分の地図とサルが露天風呂に漬かるイラストで仕立てた。そのほか「あ」では、同公園にも渡ってくるチョウのアサギマダラの写真を使った。

 「一番難しかったのは『ぬ』。ネタがなくてスタッフみんなが頭を抱えた」と世満さん。最終的に、同公園が国際優秀ツバキ園に認定されていることもあり、「抜筆(ぬきふで)」というツバキの品種を絡めてまとめた。中にはナシの輸出をテーマとした「な」のように、「調べている中で、輸出するほど重要な県産品になっていることをあらためて知った」と、大人でも勉強になる札もあるという。

 当日は初めに読み札と取り札の内容を説明した上で、参加者に10メートル四方の枠内に取り札を自由に配置してもらう。どの場所にどの札があるかを覚える時間も取る。1~3位にはコメと野菜のセットを進呈するほか、園長賞、参加賞も用意している。

 世満さんは「正月の雰囲気の中で、大分や農業について『へーっ』というような気付きが生まれればうれしい。見ている大人も楽しめるイベントなので足を運んでほしい」と呼び掛ける。

 開催時間は13時~。会場は交流研修館大研修室。入園および参加無料。定員は30人。当日正午から先着順に受け付ける。

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