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別府市にペットと過ごせる宿 駆け回る愛犬見ながら飲食も

Ugoをオープンした中崎さん夫妻

Ugoをオープンした中崎さん夫妻

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 別府市に1月19日、ペットと宿泊できる「Ugo(ユーゴ)」(別府市明礬5、TEL 080-8384-3150)がオープンした。

海側は全面ガラス窓の客室

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 別府市の中崎勉さん、良子さん夫妻が建てた「ペットと一緒にゆっくりと過ごせる」同施設。愛犬を連れて旅行するたびに抱いていた「ペット可というホテルはあっても、使っていない部屋を改装したところや、汚い部屋がほとんど」という不満を解消する「理想郷」を、8年越しの構想の末に実現させた。

 約1,200平方メートルの敷地に宿泊棟とイヌを放せる庭、リビング&ダイニングルームとロビーを兼ねた共用スペースを開設。約500平方メートルの庭は共用スペースから直接出入りできるようになっていて、ガラス窓を全面開放することで境がなくなる。「お茶やお酒を飲みながらイヌが遊びまわる姿をゆっくりと見ることができる。この瞬間が飼い主にとって一番幸せ」と良子さん。「そういった施設や空間がほとんどないので、実はこれがなかなかできない」ともいう。

 客室は「Yama」「Kaze」「Sora」の全3部屋。いずれも約33平方メートルの広さで大人4人の宿泊が可能で、エアコン、冷蔵庫、トイレ、浴室、ミニキッチン、Wi-Fi完備。グレーを基調としたシックな風合いに木のはりを渡すなどして、落ち着きと温かみのあるデザインに仕上げた。天井を高くしてロフトを設けることで空間を広く使い、海側を全面ガラス窓にして自然光を取り入れた。「天気が良いと別府湾を望むことができる。冬でも日が当たるので暖かい」という良子さん自慢の造り。床には特殊加工のシート材を使っているのでペットを自由に放すことができる。

 そのほか、ペット向けには、食器、散歩用エチケット袋、トイレ、トイレシーツ、タオル、ウエットティッシュ、粘着ローラー、消臭スプレー、ケージなどを用意した。イヌ以外にもネコ、フェレット、ウサギ、ハムスターなども受け入れ可能という。

 「別府そのものを堪能してほしい」との思いも強く、温泉は引かず、夕食もあえて用意しなかった。勉さんは「明礬温泉や鉄輪温泉がすぐ近くにある。温泉はもちろん、地獄蒸しを楽しんだり地元のおいしい魚や料理を味わったりしてほしい」と力を込める。外出時はペットを無料で預かる。朝食はパン、スープ、サラダ、ソーセージ、スクランブルエッグ、デザート、コーヒーなど。

 1月中は1日1組限定。2月から3部屋を開放して本格的に始動する。2人は「自分たちの思いを全部詰め込んだ。ペットと遊ぶ面白さや喜びを存分に味わってほしい」と新たなスタートに意気込む。

 利用料金は、1泊朝食付き1人=9,720円。土曜、日曜、祝祭日は別料金。1歳~小学校就学前=5,400円、乳児無料。ペット1匹=1,080円。

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