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大分の中華そば店が新メニュー さっぱり系「嫁の塩バジル」

さっぱり系の「嫁の塩バジル」

さっぱり系の「嫁の塩バジル」

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 大分市のラーメン店「嫁の中華そば」(大分市府内町2)が2月1日、新メニュー「嫁の塩バジル」の提供を開始した。

低温でじっくり煮込んだ鶏チャーシュー

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 笠原美保さん(38)と夫の貴博さん(42)が昨年11月11日にオープンした同店。宮城県で生まれ育った貴博さんが好む喜多方ラーメンの流れをくむ「しょうゆだれ+平打ち縮れ麺」が受け、連日行列のできる人気店となっている。

 新メニューは美保さんが「開店当初から作る予定だった」という塩ラーメン。瀬戸内海の粗塩をベースにたれを作り、鶏スープと魚介スープを注ぎ、「バジルペースト」を垂らした「低温鶏チャーシュー」などをのせ、鶏油(チーユ)で整えて完成させる。「もともと喜多方ラーメンはしょうゆベースとはいえ、そこまでしょうゆ味が強いわけではない。今回の塩だれは本来の喜多方味に、さらに寄せた感じに仕上がっている」と貴博さんはいう。

 「ただの塩ラーメンにするだけではつまらない」と2人で考えた末にたどり着いたのがトッピングの「鶏チャーシュー」と「塩だれ×バジルペースト」。胸肉を弱火でじっくり3時間かけて煮込んだチャーシューは「胸肉とは分からないほど柔らかくジューシーに仕上がっている」という。バジルペーストは「香りが塩だれに合うことが想像できたし、実際に食べてみたらそれ以上にマッチした」と口をそろえる。スープに溶かさずにチャーシューの上に垂らして提供することで、食べている途中の「味変(あじへん)」を楽しむこともできるという。

 麺は同店の代名詞ともなっている平打ちの手もみ縮れ麺にこだわった。「細麺での提供も考えたが、やはりそこは変えたくなかった。モチモチの麺と塩バジルがうまく絡むことも分かった」と美保さん。塩ベースにしたことで、しょうゆだれで作る自慢の手作りメンマのうまさが際立つようにもなったという。

 「中華そばよりもさらにさっぱりと仕上がっているので、よりスープの味が楽しめる。脂が苦手という人にもぴったり。新しい一杯をぜひ味わってほしい」と来店を呼び掛ける。

 価格は680円。エビワンタンや味玉などのトッピングも用意している。営業時間は11時30分~16時。

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