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大分市にこだわり文具店「d-store」 使って楽しい厳選品ずらり

ゆったりとした空間に使って楽しい厳選グッズが並ぶ

ゆったりとした空間に使って楽しい厳選グッズが並ぶ

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 大分市の萩原に3月4日、こだわりの文具専門店「d-store」(大分市萩原3、TEL 097-504-3080)がオープンした。

商品棚に並ぶこだわりの文具

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 大分市の片島育ちという河内山亮さん(38)が営む同店。一般企業で働く傍らで「機能美が詰まった道具類、特に文具が好きだった」という思いを育て、2年間の準備期間を経て起業した。発表会や展示会などで全国を巡り「大分で見掛けない」「実際に使って気に入った」という文具のみを取り扱う。

 店舗は約50平方メートル。白を基調とした店内は明るく、商品をゆっくり見て回れるように空間を広く使った。窓際にはペン類の試し書きや休憩ができるテーブルも設置、注文を受けてから入れるコーヒー(250円)も味わえる。

 商品棚には万年筆、シャープペンシル、ノート、ペンケースなど河内山さんが足で選んだ数千点がずらりと並ぶ。中でも万年筆は「洗練された不変の美しさ、使いやすさがある」として品ぞろえに力を入れたという。「カヴェコ」の口紅のようなコンパクトタイプ(3,240円)、「ラミー」の手になじみやすい定番(3,855円)はともにドイツ製。「万年筆との距離が縮まるように、数ある商品の中から手頃でなじみやすい品を選んだ」。このほか、カラフルなカラーを楽しめるエントリーモデル(1,188円)も用意する。

 ノートコーナーの一角を占めるのは中国製の「BGM」シリーズ。「新しい文具は、今やアジアが発信基地となっている。中国や台湾生まれの優れた商品も増えてきている」と河内山さん。同シリーズのノート(A5判・192ページ=864円)やマスキングテープは「使いやすさに加え、見た目の良さも備えているので女性に人気」と言う。

 国内メーカー「ニトムズ」のノート(A5判・368ページ=1944円)は、時刻、日付、曜日といった最低限の要素だけを載せたシンプルなつくりが売り。「日記や手帳としていつからでも好きなように使える。極薄の紙ながら強く透けにくいという技術もすごい。ページを開くときのサラサラ感は他にはない」と説明する。

 他にも、文具の整理用という機能性を重視したツールボックス(Lサイズ=1080円)、チェコ製のキャップが取れていてもインクが乾かないというペン(194円)といった商品が並ぶ。「扱っているものは自分用にはもちろん、贈り物にもぴったりだと思う」

 今後は展示会巡りなどを通して商品数を増やすほか、万年筆講習会なども予定している。河内山さんは「良いものを持つ喜び、長く使う楽しみを味わってもらいたい。まずは遊びに来てほしい」と呼び掛けている。

 営業時間は11時~19時。火曜定休。

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