さがのせきローカルデザイン会議(構成団体:NPO法人さがのせき・彩彩カフェ、日本文理大学 工学部 建築学科 吉村研究室、よろずやながはる、さがのせきのささえ)は、2025年11月1日(土)・2日(日)・3日(月祝)・8日(土)・9日(日)の5日間、イベント「灯台と星と海の物語~関埼灯台で感じる自然と歴史~」を開催します。大学生や市民有志が地域活性化活動の一環として、国の登録有形文化財で現役では九州唯一の鉄造灯台「関埼灯台」の魅力を再発見し、佐賀関半島をまるごと楽しんでいただこうと、全14種類のバラエティに富んだプログラムを企画しました。
このイベントは、日本財団「海と日本プロジェクト」の一環として、灯台を中心に地域の海の記憶を掘り起こし、地域と地域、異分野と異業種、日本と世界をつなぎ、新たな海洋体験を創造していく「海と灯台プロジェクト」の助成を受けて実施します。

関埼灯台と、豊予海峡の絶景
豊予海峡に面する大分市佐賀関地区は、急激な人口減少、少子高齢化が進む地区です(2025年3月末で人口約7千人、高齢化率57.9%)。また、交通手段が自家用車に限られるなど移動手段についても課題があります。
一方でこの地は、2022年に登録有形文化財に登録された九州唯一の鉄製灯台である「関埼灯台」、JX金属関崎みらい海星館(プラネタリウムを併設する天文台)、日本の渚百選・登録記念物(名勝)でもある黒ヶ浜、関あじ・関さばなどの海産物等、地域資源に恵まれています。そこで2011年以来、地元NPOと大学生が継続的な地域コミュニティ支援、地域活性化活動を行ってきました。
本イベントは、地元NPOと大学を中核とする地域活性化団体「さがのせきローカルデザイン会議」が中心となり、関埼灯台や海星館を拠点とした各種イベントの実施、エコモビリティの運行を行い、関埼灯台の歴史的価値と地域資源としての魅力を再発見、向上させることを目指します。
具体的には以下を目的とします。
(1)関埼灯台の歴史的・文化的価値の発信
(2)地域資源の一体的活用による周遊性の向上
(3)大学生の主体的参画による地域活性
(4)海星館を中心とする体験型コンテンツの実施による地域の魅力の再発見、リピーターの確保
(5)半島内の移動手段の確保による持続可能な利活用の追求。
小学生を対象とする「キッズワークショップ」や、子どもにも大人にも楽しい学びの機会を提供する「プラネタリウム灯台講演会」、「天体観測会」、「スタンプラリー(2種)」、絶景と潮風を体感できる「電動キックボード貸出」(16歳以上)、ロマンチックなひとときを過ごせる「関崎遊歩道ライトアップ」、「灯台シアター」など…全14種類のプログラムを開催(参加費無料)。一部、事前予約のプログラムもありますので、ぜひ詳細をご確認の上、ご予約ください。
<イベント概要>
<イベントリーフレット>
<団体概要>
団体名称:さがのせきローカルデザイン会議
構成団体:NPO法人さがのせき・彩彩カフェ、日本文理大学 工学部 建築学科 吉村研究室、よろずやながはる、さがのせきのささえ
海と灯台プロジェクト 海と灯台利活用チャレンジ事業
日本財団「海と日本プロジェクト」の一環として、灯台を中心に地域の海の記憶を掘り起こし、地域と地域、異分野と異業種、日本と世界をつなぎ、新たな海洋体験を創造していく「海と灯台プロジェクト」。その取り組みのひとつである「海と灯台利活用チャレンジ事業」は、灯台利活用事業の開発を実施する団体に対して資金面および企画運営の助言等のサポートを行う事業です。灯台を訪れる人を増やし、海や周辺地域への興味関心を高めることを目的としています。
海と日本プロジェクト公式サイト
https://uminohi.jp/
海と灯台プロジェクト公式サイト
https://toudai.uminohi.jp/