大分市内の6駅(高城駅、鶴崎駅、坂ノ市駅、幸崎駅、滝尾駅、中判田駅)が4月1日、開業100周年を迎える。開業日は1914(大正3)年の同日。
同日、JR九州大分支社が記念乗車券セットを発売するほか、、5日には鶴崎駅で記念イベントを開催する。記念乗車券は、大分駅から高城、鶴崎、坂ノ市、幸崎、滝尾、中判田の各駅までの片道乗車券6枚を特製台紙に収める。乗車券は特許を持った専門の印刷会社に依頼し昔の材質に近い厚紙で作られたB型硬券で作った。
発売数は開業の1914年に合わせ1914セット限定。発売箇所と発売数は、大分駅=714セット、鶴崎駅=500セット、高城駅・坂ノ市駅・中判田駅=各200セット、幸崎駅=100セット。乗車券の有効期限は2015年3月31日。
鶴崎駅前特設会場で開催される6駅合同の記念イベントは5日10時から。地元アイドルグループ「SPATIO(スパティオ)」や大分高校書道ガール、日本文理大学エイサー隊など地元グループのステージイベントの後、宿泊券や商品券など豪華賞品が当たる抽選会を行う。最後は来場者全員参加の「鶴崎踊り」を予定。
「記念乗車券は特製で、字模様の印刷の精度までこだわっている。一つ一つ、当時を思い浮かべながら手袋とピンセットを用いて台紙にセットした。イベントには多くのお客さまにお越しいただき、100周年を祝ってもらいたい。次の100年に向けて地域の皆さまと連携して活性化していければ」とJR九州大分支社担当の松尾さん。
記念乗車券は1セット1,580円。1日10時30分より各駅の窓口、郵送申し込みで販売する。売り切れ次第終了。