大分の高崎山自然動物園(大分市神崎、TEL 097-536-2500)でAKB選抜総選挙と同日の6月7日、メスザルの人気投票イベント「2014TNZ人気ザル(♀)選抜総選挙」で3歳の「ピー」が連覇を果たした。
最年少参加の「シー」(1歳)から人間の年齢にして100歳の「チャギリ」(30歳)まで、昨年覇者の「ピー」を含む15頭と、昨年惜しくも2位となった同園スタッフの「キョウコ」が1位を目指し立候補。
入園者のほか、ネット投票も合わせた全体の投票数は2433票。昨年同様1位を争ったのは「ピー」と「キョウコ」で、5月31日の中間発表では56票差をつけて「キョウコ」がリードしていたが終盤で逆転され、わずか3票差で敗れるという激しいバトルとなった。
一方で昨年も最下位の「オレケイ」。評判が良いというわけではないが昨年もエントリーしていた。再び裏1位(最下位)を味わわせてはいけないと、職員で写真を撮り直し良い表情でエントリーするも、やはり最下位に終わり裏連覇となった。
楽園案内係の藤田さんは「キョウコの激しい選挙運動もピーに及ばず、人間は猿に勝てなかったが素晴らしい1位争いだった。一方、なぜか今年も最下位になってしまったオレケイの連覇というもう1つの物語もあった。来年は1位と最下位両方に注目できる。投票数も昨年より多く、お客さまも興味を持っていることが伺えた。これを機会に応援するサルを見つけてほしい」と期待を寄せる。
今回で引退宣言をしていたキョウコこと園内ガイドの尾藤恭子さんは、来年の動向を問われると「ハーフハーフ(5分5分)です」と答えた。