大分市美術館など市内4カ所を会場に9月5日から、「まちなかアートフルロードプロジェクト」が始まった。
来春の大分県立美術館開館やJR大分駅ビル開業を控え県と市・民間のアート団体が連携し中心市街地を芸術文化ゾーンとして開催される同イベント。
メーン会場の大分市美術館では「大分市美術館+大分県立美術館による60年代以降の日本の前衛美術の一側面 亡霊からの呼び声-巨泉アルゴ」のタイトルで県に寄贈された作品や市美術館の所蔵品約120点を展示。iichiko総合文化センターやthe bridgeではLEDを使ったライトアート作品や、市在住の女性写真家2人の作品。アートプラザでは「ネオ・ダダを巡る大分の表現者」展などを開く。
そのほか、関連イベントとして、岩澤有徑さんを講師に招くギャラリートーク、裏正亘さん・菅章さんによるアート対談、小・中学生と保護者対象のワークショップ、「ギネス世界記録に挑戦」企画など市民参加型イベントも予定している。
大分県立美術館学芸員の宗像さんは「買い物の途中などでも気軽に立ち寄れるイベント。まちなか各所に設置したアート作品をぜひ見てほしい。市内を回遊する事により街が活気づけば」と期待を寄せる。
各会場の開館時間など詳しい内容はホームページで確認できる。23日まで。