大分市の法心寺(大分市鶴崎)で1月11日、新年恒例の「水行会(すいぎょうえ)」があった。
寺は戦国武将の加藤清正が1601年に建立。水行会は世の一年の安泰を祈願する目的で、毎年1月11日に実施している。
10時30分ごろ、檀家(だんか)が並んでうちわ太鼓を鳴らす中、僧侶7人が境内に姿を現した。たるの前で締め込み姿になり、経を唱えながら手おけですくった水を頭から何度もかぶった。
大分市の10時の気温は5.3度。大分市の50代女性は「薄曇りで足元が寒かったが、水行を見て気が引き締まった。自分も周りも世の中も平穏な一年になるよう祈った」と話した。