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「若者を居酒屋へ」「使いたくなる市のアプリ」 大分市でデザイン案表彰式

「おおいたデザイン・エイド2024」の表彰式

「おおいたデザイン・エイド2024」の表彰式

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 大分市などの企業や社会の課題を解決する「おおいたデザイン・エイド2024」の表彰式が2月22日、大分市荷揚複合公共施設のコモンスペース1であった。

おおいたデザイン・エイドで表彰される小野さん

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 大分市の主催。クリエーティブ産業の拡大、クリエーターの育成、クリエーターの発想・技術を活用した企業の販路拡大などを目的に2018年度から開いている。中小企業とクリエーターがワークショップを通して取り組む「デザイン経営キャンプ」と一般公募の「ソーシャルデザインプランコンテスト」があり、今年はそれぞれ4組、82件の応募があった。

 「デザイン経営キャンプ」の最優秀賞に、居酒屋「七村酒店」(大分市)などを手がける「SEVEN HOLDINGS」(小野育洋社長)と県立芸術文化短大生の福田晃平さんによる「次世代の『県産酒文化の窓口』をつくる」が選ばれた。居酒屋への若年層の集客と地酒の認知を目指す内容で、イベントやSNSを使った取り組みのほか、飲み終わった日本酒のキャップ(ふた)を通貨として流用するアイデアなどを提示した。

 「ソーシャルデザインプランコンテスト」の最優秀賞は、豊後大野市の医師・渡邉浩一郎さんが受賞。大分市公式アプリのアイコンとデザインを考える課題で高評価を得た。カボスとボスザルから作ったキャラクターを設定し、検索、ごみ回収日カレンダー、イベントなどの項目を実用性を考えて配置。体重や血圧を音声で登録できる健康管理機能などの独自案も示した。

 コンテストのこのほかの受賞者は、優秀賞=白石真里奈さん、奨励賞=金丸なな子さん、三ヶ田佳隼さん、久保田翔也さん、学生賞(高校生限定)=赤坂陽夏さん、渡邊芽依さん。

 「デザイン経営キャンプ」の4案と「ソーシャルデザインプランコンテスト」の表彰プランはパネル化して28日まで同会場に設置している。観賞無料。

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