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大分・日出町の魚見桜が「ようやく見頃」 例年より10日遅く

「咲いたかな?」開花した魚見桜の中を飛び交うメジロ

「咲いたかな?」開花した魚見桜の中を飛び交うメジロ

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 日出町の城内氏邸跡(日出町豊岡)のヤマザクラ「魚見桜(うおみざくら)」が見頃を迎えた。

見ごろを迎えた日出町の魚見桜(右)

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 別府湾を見下ろす高台に植えられた樹齢約400年のヤマザクラ。ソメイヨシノなどよりも開花が早く彼岸の頃に咲くことから「春本番の目安」とされ、漁師が花の咲き具合で時期や漁法を決めていたところから名前がついた。

 同町の樹木医で魚見桜を管理する村松幸成さんによると、今年の開花は例年よりも10日ほど遅い。3月21日に五分咲きとなり、「ようやく見頃」となった。

 魚見桜に並んで咲く2本のヤマザクラは先行して六分咲き。メジロやヒヨドリにヤマガラなどが花間をせわしなく飛び交う。

 「ここまで遅いのは近年では記憶にない」と村松さん。「来週には満開となりそう。まだまだ元気な桜の姿を見に来てほしい」と話す。

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