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別府のアーティスト専用「清島アパート」入居者、トークイベントで自己紹介

「清島アパート」の2025年度利用者(前列左から下浦さん、ナカバヤシさん、平さん、後列左から、ディスティニーランドさん、東さん、渡邊さん、永井さん)

「清島アパート」の2025年度利用者(前列左から下浦さん、ナカバヤシさん、平さん、後列左から、ディスティニーランドさん、東さん、渡邊さん、永井さん)

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 別府にあるアーティスト専用の「清島アパート」(別府市末広町2)の本年度入居者によるトークイベント「こんにちは、清島アパートです。~2025~」が6月8日、カトリック別府教会(同)で開かれた。

約50人が来場した「こんにちは、清島アパートです。~2025~」

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 入居者は、前年度以前から利用している東智恵さん、東京ディスティニーランドさん、永井幸太朗さん、渡邊李佳さん、新規の下浦萌香さん、ナカバヤシアリサさん、平多那緒さん、トリスタン・テネリーさん(8月入居予定)の8人。イベントは地域住民へのあいさつを兼ねた自己紹介の場で、それぞれがスライドや動画などを使い、自身の活動や今後の展望について説明した。来日が遅れているテネリーさんはニューヨークから、あいさつのビデオレターを届けた。

 会場には、近隣住民など約50人が来場した。これまでの取り組みとして、永井さんは初めて挑戦した法廷画などを紹介。今後手がけていきたい活動として、下浦さんは清島アパート自体の歴史の掘り起こし、平さんは使用済みの温泉の回数券や別府の砂を素材に使ったアート制作などを挙げた。

 神奈川県相模原市にもスタジオを持つナカバヤシさんは4月に入居。「別府はアートの街で温泉もあるし穏やかで落ち着いたイメージを持っていたが、元気で活気がある。イベントも毎日あるような感じで楽しい」と話した。

 清島アパートは、NPO法人「BEPPU PROJECT」が2009(平成21)年から手がけている芸術支援事業。戦後すぐに建てられたという木造2階建てのアパートを、居住しながら芸術創作活動ができる場としてアーティストやクリエーターに月額1万円で貸している。これまで延べ134組が利用している。

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