
気象庁は6月27日、大分県を含む九州、四国、中国、近畿の各地方が梅雨明けしたとみられると発表した。
九州北部地方(山口県を含む)は平年より22日、昨年より20日早い。確定すれば、6月中の梅雨明けは1951年(昭和26)年の統計開始以来、初めて。今年の梅雨入りは6月8日ごろで、梅雨の期間も19日で最短。
豊後高田市の真玉海岸では、梅雨明けの空と干潟を赤く染める夕景が広がった。
周防灘に面する海岸は国東半島の北西部にあり、日没と干潮時刻が重なる時期に出現する幻想的な光景は「日本の夕陽百選」にも選定されている。
6月27日の真玉海岸の干潮時間は16時23分で、日の入りは19時29分ごろだった。海岸一帯は19時前から赤銅色に染まり始め、黒い砂地とのコントラストが訪れた人を魅了した。
28日の大分県は、高気圧に覆われておおむね晴れで日中の最高気温は32度。29日以降も30度以上の日が続く。