
大正ロマンを代表する竹久夢二の回顧展「生誕140年 YUMEJI展 大正浪漫と新しい世界」が現在、大分県立美術館OPAM(大分市寿町2)で開かれている。
竹久夢二(1884~1934)は明治から大正、昭和に至る日本近代美術・文化の魅力を表現した画家、詩人、デザイナー。独特のタッチで描いた女性画は「夢二式美人画」と呼ばれる。
同展は、夢二の故郷にある夢二郷土美術館(岡山県岡山市)のコレクションを中心とする最大規模の回顧展。スケッチ、日本画、油彩画、雑誌の表紙や挿絵、封筒など約180点を展示する。
一点物の油彩画は、新たに見つかった「アマリリス」、アメリカ滞在中に描いた「西海岸の裸婦」などを公開。夢二式美人画の集大成ともいえる晩年の代表作「立田姫」、墨画の自画像、医師の友人に残した外遊スケッチなども並べる。
学芸員によるギャラリートークは、7月26日、8月9日・13日・16日の14時から行うほか、7月25日、8月8日は18時からも行う。
開館時間は10時~19時(金曜・土曜は20時まで)。観覧料は、一般=1,400円、大学・高校生=1,200円、中学生以下無料。8月17日まで。