
大分空港(国東市)とJR杵築駅(杵築市)、サンリオキャラクターパーク「ハーモニーランド」(日出町)を結ぶシャトルバス「ハーモニーライナー」の実証運行が8月2日に始まった。
「大分ハローキティ空港」の愛称化など、大分県とサンリオエンターテイメント(東京都多摩市)が取り組む大分観光キャンペーンの一環。ハーモニーランドへのアクセス、バスと鉄道の接続等の改善を目的に、大分空港~杵築駅~ハーモニーランドの区間で実施する。運行は大分交通(大分市)。期間は11月15日までの91日間(休園日を除く)。
大分空港発は9時21分から15時20分まで計6本、ハーモニーランド発は5本で最終便は17時11分。所要時間は大分空港~杵築駅間(21キロメートル)で約27分、杵築駅~ハーモニーランド間(4.5km)は約8分。
運賃は大人片道で、大分空港~ハーモニーランド=1,000円、大分空港~杵築駅=910円、杵築駅~ハーモニーランド=270円。通常の路線バスと同様に乗車時に整理券を取り、降車時に支払う(全国交通系ICカード利用可)。
運行車両の内外にサンリオ調のデザインをあしらった。外装は、右側面にハローキティらサンリオキャラクター、左側にはキャラクターが出迎える華やかなハーモニーランドをラッピング。車内は赤と青を基調とし、ハローキティや「OITA HELLO KITTY AIRPORT」のロゴを施した。
8月2日の出発式には佐藤樹一郎大分県知事、サンリオエンターテイメントの小巻亜矢社長、大分交通の安部喜代治社長らが参加。安部社長は「車外だけでなく車内にもサンリオキャラクターがデザインされている。見るだけでなく乗ってもワクワクする楽しいバスになっている」とあいさつした。
空港内では装飾の第2弾も公開。足湯コーナー、国内線手荷物受取所のレール、到着ロビートイレなどにサンリオキャラクターを登場させている。