
九重町のタデ原湿原(九重町田野)で8月中旬、青紫色のヒゴタイが咲き始めた。
ヒゴタイはキク科の多年草。花茎は1~1.5メートルほどで、8月中旬ごろから茎先に小さな花を球状に咲かせる。
阿蘇くじゅう国立公園内にあるタデ原湿原には所々に自生。秋の気配を告げる花として散策者から愛されている。
8月20日は午前中から散策を楽しむ観光客の姿が見られた。家族で大阪から訪れたという50代女性は「見たことない形。紫色のピンポン球みたい。暑いけどもう秋なのかな」とスマホで撮影していた。
タデ原湿原は散策用の木道が整備され、四季を通して多様な植物を観察できる。博物展示施設の長者原ビジターセンターも備える。