ホルトホール大分前いこいの道北側広場（大分市金池南1）で11月15日、大分の歴史と文化を再現するイベント「文化遺産復刻祭」が開かれる。

　「大分の地に古くから伝わる伝統と文化。いま、若者たちによる未来へのチャレンジがはじまる」をテーマに学生がメーンとなって開催する同イベント。

　ステージイベントは2部制で、「戦国時代の府内の部」は「武」の豊後大友宗麟鉄砲隊の古式砲術流儀から始まり、「食」は歴史的資料を参考に料理を再現・展示は陽志館高校調理科の高校生が担当、「衣」は衣装に合わせ一部再現して製作を明日香美容文化専門学校の学生が担当し特設ステージで衣装をまといランウェーを歩く。その他に「書」、「音」、「唱」、「茶」大分高校書道部による書のパフォーマンスや、大分東明高校コーラス部のアカペラコンサート、大分芸術文化短期大学茶道部による野だてを予定している。

　「伝統芸能の部」では、大友宗麟の時代に戦没した人々の供養として舞を納めたことが始まりとされる約450年の歴史を誇ると言われる「つく実扇子踊り」や「岡倉神楽」や「六郷鬼龍太鼓」などが伝統芸能を披露する。会場内では南蛮グルメにちなんだ屋台も出店を予定している。

　大分市教育委員会文化財課の原口さんは「大分の文化や歴史をこの機会に学んだ若い世代がメーンに参加し再現している。これからの歴史の担い手として学んだ高校生・専門学生の成果をぜひ見て体験して楽しんでもらえれば」と来場を呼びかける。「伝統芸能は3つの地域から参加している。激しい神楽や太鼓、優雅な扇子踊りなど各地域の文化も体感してほしい」とも。

　当日会場には2014年ミス・ユニバース・ジャパン大分大会WINNERの城あずささんと2015年度ミス・ユニバース・ジャパン大分大会ファイナリストも参加を予定している。

　開催時間は11時30分～17時。