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湯煙にプロジェクションマッピング-別府の海地獄で初企画

プロジェクションマッピングで夜の湯煙に浮かぶ雷

プロジェクションマッピングで夜の湯煙に浮かぶ雷

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 別府の海地獄(別府市大字鉄輪、TEL 0977-66-0121)で11月21日、湯煙にプロジェクションマッピングを行う「夜の海地獄2014」が初めて開催される。

日中、鮮やかなコバルトブルーの海地獄

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 「鉄輪(かんなわ)の夜に新しいにぎわいが欲しい」と専務の千壽智明さんが企画した同イベント。千壽さんは昨年東京からUターン。故郷の別府に戻り旅館や観光客から「夜の楽しみがない。なぜ地獄巡りは夜の営業をしないのか」という声に応える形で開催にこぎ着けた。

 海地獄は約1300年前、鶴見岳の噴火によってできたといわれる天然自然の温泉。風土記の時代には人を近づけず、木々を枯らしていたことから忌み嫌われ誰も近づかなかったため「地獄」と称されるようになった別府の8カ所ある地獄の一つ。コバルトブルーの色に変化し池状になり「海地獄」と称されるようになった。泉質は酸性でラジラム硫酸鉄を有していて温度は98度。泉脈までの深さは200メートルといわれている。

 海地獄から上がる大量の湯煙に鬼やコイ、和柄模様などを投写するプロジェクションマッピングは「始まって以来の夜の営業と前例のない地獄での湯煙を使ったイベント」と千壽さん。「別府の観光資源を生かした取り組み。これをきっかけに、これまでなかった鉄輪の夜のにぎわいになれば」と期待を寄せる。「これは最初の取り組み。来夏のデスティネーションキャンペーンに向けて本格的に鉄輪地区全体で夜の街が盛り上がるように取り組んでいければ」とも。

 入場には普段通ることのできない特別な裏門を用意する。

 営業時間は19時~22時(通常営業は8時~17時)。入場料金は、大人=400円、高校生以下200円(当日、通常営業での入場客は100円で再入場可)。今月23日まで。

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