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大分県立美術館OPAM外観完成-「出会いと五感のミュージアム」テーマに

コミュニケーションデザイン研究所がデザインしたロゴマーク

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 大分市寿町の県立美術館「OPAM(オーパム)」が完成し、一般市民を対象に内覧会など竣工記念誕生祭が開催された。

大分県立美術館の外観

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 地上3階、地下1階、延べ床面積約1万6800平方メートルの同館。設計は京都造形芸術大学芸術学部環境デザイン学科教授で大分出身の建築科磯崎新さんのアトリエにも勤務経験があり、建築のノーベル賞とも称される「プリツカー賞」を今年受賞した坂茂さんが担当した。館長は、セゾン美術館(旧西武美術館)の学芸員として多数の展覧会などを手掛け武蔵野美術大学教授も務める新見隆さんが務める。シンボルマークは平野恵子さんと工藤青石さんらが設立したコミュニケーションデザイン研究所がデザインした。

 外壁と3階天井部分は大分の伝統工芸である竹工芸をイメージし、県産の杉を使った。南側には約80メートル、14スパンの開閉可能な水平折り戸を設置し、「街に開かれた開放的な美術館」を目指す。

 展示スペースは11月30日より休館した県立芸術会館の約3倍の約3900平方メートル。館内にはカフェや作品制作ができるアトリエも備えている。

 企画広報課主任の石川華代さんは「開館に向けて館内の環境整備など、まだまだたくさんの課題がある。ハード面、ソフト面共に新見館長を中心に準備を整えていきたい」と意気込む。

 開館は2015年4月24日を予定。開館記念展として「モダン百花繚乱(りょうらん) 大分世界美術館」を予定している。

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