新年を迎え、大分市の護国神社(大分市牧、小野日隆(ひたか)宮司)で1月1日、様々な新年行事が始まった。
1日0時から販売される2000本限定の縁起物付きおみくじの販売を皮切りに、ひととせの始めを祝い、国の平和と繁栄を祈る「歳旦祭」やご昇殿参拝(お祓い、ご祈祷)が開始。境内は正月ムード一色に染まる。
毎年お目見えする日本最大級の大熊手(高さ約12メートル、幅6メートル、重さ約5トン)には七福人や米俵が飾られ、大破魔矢(高さ約19メートル、重さ約2トン)には幼児が手書きした今年の干支「羊」の絵馬が描かれている。今年新たに登場した巨大縁起物は高さ18メートル、重さ35.5トンの鉄製「門松」で、市内の会社より奉納された。
「1年間の始まりに日本最大級の縁起物で大きな『福』を持ち帰ってもらえれば」と小野宮司。「今が平和であることに感謝してほしい」とも。
同2日は「初神楽」や一般公募により募集した「新しい年 希望の一文字」を大分高校書道部が音楽に合わせて書初めを披露する。3日は「元始祭」や地元の鉄心太鼓の演奏などを予定している。
毎年約29万人超の初詣客が訪れるという「大分県護国神社」今年も、多くの参拝者で賑わう事が予想される。