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大分・臼杵で大林宣彦監督が名誉教授の「古里映画学校」-常磐貴子さんも参加

オープニングで挨拶する大林宣彦監督

オープニングで挨拶する大林宣彦監督

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 大分・臼杵市民会館と市内各所で2月13日、大林宣彦映画監督が名誉教授を務める「臼杵古里映画学校」が始まった。

オープニングで挨拶する女優の常磐貴子さん

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 古い里に潜む日本古来の知恵や、暮らしの文化に光を当て「守り」「残し」「未来に伝える」ための「町守り映画」を目指し開催される同映画祭。テーマは「9.11から3.11を経て、町残しのふるさと・臼杵から、明日へ。」。戦災にも遭わず、あるがままに生きているふるさとを「町残し里」として映画を教材としてふるさとの原点を確認する。

 開校式では、全国的にも有名な太鼓集団TAOとも2年に1度共演する太鼓集団「稲葉太鼓」のジュニアがオープニング演奏を行い開幕した。

 後藤國利校長が「映画を一つの手掛かりとしてふるさとを確かめ、自信を持って未来にリレーする。それが映画学校。参加する全ての人が先生であり生徒。皆さんの心がほのぼの温まる充実した3日間になれば」とあいさつ。

 その後、名誉教授の大林監督や客員教授の女優、常葉貴子さん、須藤温子さん俳優の細山田隆人さんらが登壇しあいさつを行った。

 大林監督は「文化とはふるさと自慢。9.11、3.11を経て経済的な復興だけでなく賢く、美しい人間として未来へ向け再生していかなければならない。これからの授業は語りながら伝えていく。ふるさと映画でいろんな里が結びつき明日を想像できれば」と意気込む。

 常磐貴子さんは「釣りバカ日誌の撮影で佐伯までは訪れたことがあった。話にはよく聞いていたが『やっとたどり着けうれしい』。映画学校で映画を通してさらに学んでいきたい。わくわくしている。すごく楽しみ」と期待を寄せる。

 13日は現在上映中の臼杵映画・最新作「100年ごはん」「なごり雪」「さびしんぼう」を上映。特別授業として、「100年ごはん」関連イベントとして料亭喜楽庵(臼杵市城南9)で「稲葉藩・本膳料理」を食べ、そのゆかりの味を学ぶ。

 14日は全国に公募し集まった約50点の素材から選ばれた作品を使ってシナリオや撮影、編集、円技術などを教えながらふるさと映画を作る公開ワークショップ「古里映画をつくろう!」を開催。ゲストに女優の常盤貴子さん、須藤温子さん、俳優の細山田隆人さんらの客員教授や大林監督のスタッフが教授として参加する。臼杵市に隣接する津久見市出身のミュージシャン伊勢正三さんのライブ「なごり雪物語」も予定。

 15日は全国「古里映画」サミットを開き、新潟県長岡市や長野県上田市などから市長や市民などが参加する。開催日の3日間は各参加地域のふるさと自慢の一品が集まる「古里交流物産展」なども予定している。

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