大分駅南口とホルトホールを中心に3月21日、フランシスコ・ザビエルにゆかりのある5市が集まり「ザビエルサミット『聖フランシスコ・ザビエル』を活(い)かした観光フォーラム」が開催される。主催は大分市。
大分駅北口駅前広場オープンニングイベントの一環で開かれる同サミット。西洋文化を日本に伝えるきっかけとなった聖フランシスコ・ザビエルの足跡と功績を顕彰。ザビエルにゆかりのある堺市・山口市・平戸市・鹿児島市と連携して、文化遺産を活用した新たな観光振興を図っていくことを目的としている。
ホルトホールでは上智大学キリシタン文庫所長の川村信三さんが「大友宗麟とザビエルの後継者が築き上げた日本の中のヨーロッパ文化の物語」をテーマに基調講演を行う。そのほか、大分市物産協会の加盟事業所らが当時のレシピをアレンジして作った南蛮外国菓子を紹介。パネルディスカッションでは川村さんをコーディネーターとし、参加地域の市長・副市長がパネリストとして参加を予定。「ザビエルの足跡と志を継承した観光振興策」など3つのテーマについて、ディスカッションを予定している。
大分市の加藤さんは「ザビエルゆかりの市が集まり、その歴史と文化についてそれぞれの取り組み、新たな観光振興策や将来像などが話される珍しい取り組み。ぜひ多くのお客さまに楽しんでもらいたい」と来場を呼び掛ける。「来場者全員にサミットを記念した非売品の小冊子と南蛮菓子の配布を予定する。フォーラムの最後には関係都市の特産品が当たる抽選会もあるので最後まで参加してほしい」とも。
開催時間は13時30分~16時40分。入場無料。当日は大友氏遺跡体験学習館を臨時駐車場に、無料シャトルバスの運行を行う。
併せて、大分駅南口駅前広場で21日・22日、参加各市から伝統産品や名産品などの5ブースが期間限定で出店。大分市ブースでは牛の搾乳体験も予定している。開催時間は10時~18時(22日は17時まで)。