大分のi-space dorisapo(ドリサポ)セミナールーム(大分市中央町1)で3月28日、ビジネス書著者・コンサルタントの美崎栄一郎さんによる「全国講演会ツアー@大分」が開かれた。
美崎さんは花王の社員として勤務しながら「『結果を出す人』はノートに何を書いているのか」で著者デビュー。同社退職後はコンサルティング会社を立ち上げ、デジタル、アナログツールを試し、仕事に役立つ使い方を紹介する「文具術」、「iphoneバカ」「Facebookバカ」などを執筆。「47都道府県に1社ずつ会社を持つことが夢」として、雑誌の寄稿や講演活動もこなしている。
同講演会は、今年1月11日の東京池袋を皮切りに、佐賀県武雄市、愛知県名古屋市などを巡回。大分は8番目の開催となる。
テーマは幹事を務める山本俊介さんの提案で「パーソナルブランディングとその仕組み-やりたいことを見つけやれるようになるために」とし、参加者それぞれから現在の問題点や伝えたいポイントなどを抽出。課題に対して講師が手法や仕組み作りなどのアドバイスを行った。
市内で社会保険労務士事務所を営む参加者の篠原さんは「話を聞いて頭の中が整理できスッキリした。次のステップに望める。参加して良かった」と話す。「美崎さんのスケジュール管理はどうやっているのか」など、作者のやり方や本では理解できない部分についての質問も多く、会場は盛り上がりを見せた。
幹事の山本さんは「モチベーションも高く活動的な人が多く集まった。参加者同士の交流も図れ、新たな活動にもつながる良い機会となった。これで終わりではなく、活動して地域や個人の活性化につながれば」と期待を寄せる。
美崎さんは「大分には日本一の素材がたくさんある。対外的にPRできるよう、今後も一緒に勉強していければ」と意気込んだ。