大分市のアートプラザ(大分市荷揚町3、TEL 097-538-5000)2階アートホールで4月7日、大分市出身の建築家・磯崎新さんのパネル展が始まった。
「県内出身の国際的建築家を知ってもらいたい」と企画された同展。国内で建設された代表作8点をメーンに紹介する。そのほか、日本経済新聞の「私の履歴書」に寄稿した切り抜きや学生時代の出来事をつづった文面など計約30点を展示。希望者はアートプラザ10周年記念時に撮影したギャラリートークのDVDも見ることができる。
磯崎さんは1931(昭和6)年大分市生まれ。代表作として、アートプラザやアメリカのロス・アンジェルス現代美術館など、多数の建築物がある。同館3階の展示室では建築模型を公開。計画的に展示替えを行いながら常設展示している。3月には大分県立美術館の設計を担当した坂茂さんと「大分ゆかりの建築家」として対談も行った。
コーディネーターの吉川緑さんは「常設展示とは別に、国内で近年建設された作品や現在も建設中のパネルを展示した。パネル展では近年を、常設展示では過去の有名作品など、これまでの磯崎さんの歴史を見て楽しむことができる。大分市出身の世界的建築家のことや、その作品を大分の人々に知ってもらえれば」と来場を呼び掛ける。
営業時間は10時~18時。入場無料。今月18日まで。