大分市の大分マリーンパレス水族館「うみたまご」(大分市神崎、TEL 097-534-1010)で4月14日、新たに完成した「あそびーち」を報道関係者らに公開した。
「海の動物と人が自由に遊べる」をコンセプトに作られた同施設。建築面積は約2500平方メートル、4つの水槽の合計水量は1070トン。総工費約6億円で完成した。
メーンのプールは天然のサンゴ砂を敷き詰めてビーチを演出。マダライルカ6頭、ハセイルカ1頭が泳いでおり、来館者が触れ合えるようになっている。「魚プール」にはゴマフアザラシ5頭が泳ぎ、時間帯で散歩をさせるなどの演出も予定している。
橋本均社長は「これまで動物との触れ合いを重視してきた。人間で例えると仲良くなるという段階。仲良くなれば次は一緒に遊ぶと考える。それを実践するために、世界的にもあまりない『動物と遊べる』施設を造りたかった。きっと喜んでもらえるはず」と期待を込める。
現代アートの遊具は、公募で選んだ作品を再現した「イワシ玉・スライダー」「サンゴ・めいろ」「シェリー・キャンバス」の3点。シェリー・キャンバスにはチョークで絵を描くこともできる。
田中館長は「自然の中に生息する生き物のすみかに人間が遊びに行く、そんな施設をイメージしてほしい。砂浜に入るとイルカが近くに来てくれることもある。のんびり、ゆっくりと過ごしてもらいたい」と来場を呼び掛ける。
オープニングセレモニーを4月18日9時30分を予定。同館の営業時間は9時~18時。