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大分で今夏「トイレ」テーマのアートフェス アーティスト全16組出そろう

5月19日に発表された「おおいたトイレンナーレ2015」

5月19日に発表された「おおいたトイレンナーレ2015」

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 大分で7月から3カ月間開催されるアートイベント「おおいたトイレンナーレ2015」の内容が決定し、5月19日に大分市役所で(大分市荷揚町、TEL 097-534-6111)で記者発表が行われた。

アーティストの手によって改装されたトイレ

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 中心市街地の商店・施設のトイレを舞台に、「ひらく」をコンセプトに掲げ、展示物だけでなく、演劇や詩の朗読など「多方面からアート化する」同イベント。中心市街地活性化事業として2013年に実行委員会が発足し、ワークショップやシンポジウムなど準備が進められてきた。

 7月からの本開催では全16組のアーティストによるアート作品やパフォーマンスが公開される。作品展示は中心市街地の14カ所。現在、全作品のうち7作品が完成し、市街地内の商店や施設のトイレに設置されたアート作品がプレ公開されている。アーティストには、佐伯市出身の芥川賞作家、小野正嗣さんも参加。同イベント限定の小説を書き下ろし、それを基にした来場者参加型の演劇イベントも計画されている。

 実行委員長の八坂千景さんは「生活に必要不可欠なトイレにアートを掛け合わせることで、アートを身近に感じることができ、想像力をひらく場所になる。アートは生活に必要であると大分市で証明される。県内外はもとより、国外からも多くの人に大分へ来て楽しんでもらいたい」とあいさつ。

 総合ディレクターの山出淳也さんは「トイレアート公開だけでなく、街中の公園でのキャンプ体験や浴衣で街歩きしながら街中の楽しみ方を案内するといった体験イベントなど、多彩なイベントを計画している。1カ所にインフォメーションセンターなどは設けず、数人のコンシェルジュが移動しながら案内をするというこれまでに無いことも計画している」と意気込みを見せる。「県内各地の地域性を生かしたさまざまなアートイベントや大分県の魅力を多くの人に体験してもらい、来県リピーターを作っていきたい」とも。

 開催期間は7月28日~9月23日。

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