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別府市のビル管理会社が温泉施設に新型抗ウイルス触媒塗布 「安心の別府温泉」PR

サンエスメンテナンスの塩見社長(右)とペイフォワードの羽田野社長

サンエスメンテナンスの塩見社長(右)とペイフォワードの羽田野社長

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 別府市のビル管理会社「サンエスメンテナンス」(別府市浜脇、TEL 0977-23-1180)は10月27日、市内の温泉施設を対象に「ウイルスブロック大作戦」を始めた。抗ウイルス触媒の販売代理店「ペイフォワード」(別府市石垣西、TEL 090-8407-6477)の協力を得て、脱衣場のロッカーなど多くの人が触れる部分に「約1年の持続効力がある」という新開発の水溶液を塗布し、「安心・安全の別府温泉」をアピールする。

湯都ピア浜脇で行われた抗ウイルス触媒塗布作業

 触媒は兵庫県加古川市の釜谷紙業が開発した「クリーンフィックス」。特殊酸化チタンなどを混合した水溶液で、有害物質を電子レベルで分解し、無害化する。試料試験で新型コロナウイルスと類似した構造を持つA香港型インフルエンザウイルスに対して効果があったことから、JIS基準で「新型ウイルスにも期待できる」との評価を得た。

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 販売元の「メイク」(大阪府茨木市)によると、ドアノブ、手すり、カーテン、パソコンのキーボード、マスクなどへの塗布が可能。触媒を固着させることで消臭、抗菌、抗ウイルスの効果は実験上で1年、実環境でも1~3カ月は持続するという。ペイフォワードの羽田野徹社長(48)は「ぬれてもこすっても効力は持続するので、都度の除菌をしなくて済む」と話す。兵庫県内では保育園、小中学校、高校に大学、公共施設、病院などが採用。大分県内では大分市内の企業2社が導入している。

 「作戦」はサンエスメンテナンスが指定管理をしている市営温泉7施設を対象に実施。27日は湯都ピア浜脇で1回目の塗布作業を行い、初回分の触媒はペイフォワードが無償で提供した。

 サンエスメンテナンスや施設の従業員が触媒について説明を受けた後、脱衣場のロッカーや洗面台に備えてあるドライヤー、トイレのドアノブ、トレーニングルームの機器など高い頻度で接触する場所や備品を、触媒を染み込ませた布で拭き上げた。

 今後は浜脇温泉、不老泉、田の湯温泉、永石温泉、海門寺温泉、芝居の湯でも同様の作業を実施する。同社の塩見安史社長(48)は「温泉は観光地別府の重要な資源。安心・安全を県内外にアピールし、観光誘致を促すことで地域に貢献できれば」と話す。

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