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国宝臼杵石仏で特別祈願法要-僧侶があおぐ風を受けて安穏祈願

国宝臼杵石仏

国宝臼杵石仏

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 国宝臼杵石仏(臼杵市深田、TEL0972-65-3300)で1月27日、特別祈願法要が行われる。

大般若経の経典本をあおぐ僧侶

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 同法要は1月・5月・9月の年3回行われる。健康祈願や学業成就・就職成就・良縁結願など、諸願成就を祈願する。

 前回の特別祈願法要の翌日から当日朝までに大日如来前に設置してある「ご祈願箱」に入れられた「祈願札」を、臼杵市仏教会の僧侶が読経とともに祈願奉納。僧侶が大般若経の経典本をあおいで風を送り、その風を参列者が受けて安穏を祈願する。

 古園石仏大日如来像に代表される臼杵石仏(磨崖仏)は、平安時代後期から鎌倉時代にかけて彫刻されたといわれ、その規模、数量、彫刻の質の高さでは日本を代表する石仏群とされている。1995年6月15日には磨崖仏では全国初、彫刻としても九州初の国宝に指定された。その数は60余体にも及び、うち59体が国宝となった。石仏群は4群に分かれ、地名によってホキ石仏第1群(堂ヶ迫石仏)、同第2群、山王山石仏、古園石仏と名付けられている。

 臼杵市観光協会の八坂さんは「この時期は受験生の学業成就祈願が多い。どなたでも参加が可能なので多くの方に来てほしい」と話す。

営業時間は6時~18時。入場料金は大人530円、小人260円。同法要は11時からで、祈願料は無料。

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