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大分県立美術館で「描く!マンガ展」 作家13人の原画約300点一堂に

「ゴルゴ13」と「よつばと!」のコラボビジュアル。©さいとう・たかを &copyKIYOHIKO AZUMA/YOTUBA SUTAZIO

「ゴルゴ13」と「よつばと!」のコラボビジュアル。©さいとう・たかを ©KIYOHIKO AZUMA/YOTUBA SUTAZIO

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 大分県立美術館(大分市寿町2、TEL 097-533-4500)で8月1日、漫画の名作を生む画技に迫る「描く!マンガ展」が始まった。

デューク東郷が使用する「M16」の複製銃器

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 漫画を「描く」「人に見せる」「楽しむ」に着目して開かれている同展。生原画約300点を含む約500点を展示するほか、デューク東郷(さいとう・たかをさん作の「ゴルゴ13」)が使用するM16の複製銃器なども展示している。

 監修に携わった漫画評論家の伊藤剛さんは「漫画読者のほとんどの人が一度は好きな漫画の絵を描いたことがあるはず。描き手と読者の両方が現代日本の漫画文化を支えてきた」と話す。

 3章構成の第1章は、赤塚不二夫、手塚治虫、石ノ森章太郎など日本を代表する作家らのデビュー前の作品などが中心。第2章ではあずまきよひこさん、さいとう・たかをさん、平野耕太さんの作品などを展示しているほか、漫画家の田中圭一さんの解説「田中圭一の着眼点」で各作家の絵の特徴や描き方などそれぞれの技法を解説している。

 第3章では作画ツールや歴史、デジタル技術などにスポットを当てて紹介しているほか、実際に作画を体験できる機器なども設置している。

 伊藤さんは「現物を見ることも珍しい生原画など多く集まった。昔の漫画から現代の漫画まで世代を超えて楽しんでもらえるはず」と自信を見せる。「漫画に関しての解説をお願いするなどこれまでに無い新たな着眼点にも挑戦している。観賞のしどころなど今後も提案をしていきたい」と話す。

 期間中は、漫画家によるトークイベントや「コマ割り実践講座」などの漫画家体験ワークショップなども予定している。

 開館時間は10時~19時(金曜・土曜は20時まで)。料金は、一般=800円、小学・中学生=600円。9月23日まで。

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