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大分駅前のビル屋上で「おおいたトイレンナーレ」グランドフィナーレ企画

制作に取り組む「ナデガタインスタントパーティ」と「ミラクルファクトリー」

制作に取り組む「ナデガタインスタントパーティ」と「ミラクルファクトリー」

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 大分駅前のウィング大分駅前店(大分市中央町2)屋上駐輪場で9月19日から、おおいたトイレンナーレグランドフィナーレ企画「ルーフトップメリーゴーランド」が開かれる。

「ルーフトップメリーゴーランド」をPRするナデガタインスタントパーティー

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 作品制作に取り組む「ナデガタインスタントパーティー」は、茨城県の中崎透さん、愛知県の山城大督さんの美術家2人とアートコーディネーターである野田智子さんら3人によるアートユニット。大分での制作活動は今回が初めて。

 ユニット名の由来は、会合やチームなどの意味があるパーティーに、簡易、即席、即興のインスタントを加え、友人に「なで肩」と呼ばれた3人が柔らかな語感が気に入り名付けたという。

 7月と9月に開催した2度の現地説明会を通じて集まったプロジェクトメンバーは高校生から60代などの30人。 設営パートナーとして名古屋に拠点を置くミラクルファクトリーも参加し制作に取り組んだ。設営期間は約2週間、材料は近隣のホームセンターなどで現地調達。設計図はなく完成のイメージを共有し、その都度アイデアを取り入れ更新していくスタイルで制作している。

 「トイレンナーレのグランドフィナーレ企画として依頼を受け、数カ所の候補地から駅前のぽっかりと空いた穴場的な空間が気に入りこの会場を選んだ」とアートコーディネーターの野田さん。当初はビアガーデンを計画していたが、幅広い層に来てもらいたいため、メリーゴーラウンドの構想を採用した。コンセプトは「渦」。「人を巻き込み 街を巻き込み グルグルと回るメリーゴーラウンドが大分の駅前のビル屋上に奇妙な庭園が出現したイメージを形にした」と山城さん。

 期間中、木製の人力メリーゴーラウンドをメーンに、タロット占い、天体観測、スイーツショップ、座高屋などの「おくじょう横丁」バンド演奏、オタ芸、コントなどの「極上屋上イベントステージ」や屋上から大分を一望できる「おおいた見晴らし台」などさまざまなレクリエーションを用意する。戸次のごぼまん、カフェなども飲食スペースに軒を連ねる。

 野田さんは「有人で人が参加しなければ動かない仕組みの制作は初めて。5日間という短い期間で、これまでで最も大きいプロジェクト。始まってどんな形で完成するか自分たちも非常に楽しみ」と期待を寄せる。

 開催時間は16時~20時(最終日は18時)。入場無料。期間中、ウィング大分駅前店一階のトイレも関連した飾り付けを予定している。今月23日まで。

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