自転車競技の祭典「OITAサイクルフェス!!!2015」が10月31日から、「大銀ドーム」周辺・「大分いこいの道」周辺で開かれる。主催は全日本実業団自転車競技連盟(JBCF)
「大分市は自転車が似合う町『バイシクルフレンドリータウン創造事業』の一環として昨年から始まり今回で2回目となる同イベント。昨年は3日間の開催で来場者が5万人を超えるなど人気を集めた。
31日は大分スポーツ公園・大銀ドーム周辺(周回4キロ)を周回する「サイクルロードレース」、1日は市内中心の大分いこいの道に場所を移し市街地を短距離(1.1キロ)で周回する「クリテリウム」をメーン競技として開催する同イベント。自転車の利用促進や地域活性化、観光振興などを目的としている。
他の交通を遮断して街中に作られた短いコースを何度も周回するレース「クリテリウム」は昨年、西日本では初開催。全国トップクラスの選手など両日合わせて約600人の参加を予定。広報では昨年同様、人気漫画「弱虫ペダル」とコラボレーションしイベントの周知を図る。
同時開催で空揚げなど県内のグルメが軒を連ねる「おおいたマルシェ」、さまざまな国の音楽やファンションなど伝統文化に触れ合い国際交流を目的とした「おおいたワールドフェスタ」が開かれる。会場には自転車ロードレースの元プロ選手で大会ディレクターの栗村修さんや、ツール・ド・フランスで日本人唯一表彰台に上がった経験のある新城幸也さんなどをゲストに迎える。
大分市都市交通対策課の吉岡さんは「市が取り組む事業を通じて、自転車のマナーや利用促進、市街地に集まることによる中心市街地活性化にもつながれば」と期待を寄せる。「迫力ある自転車レースを実際に見ると共に会場では同時開催のイベントも多数ある。多くのお客さまに会場に訪れて楽しんでもらいたい」と来場を呼び掛ける。
同大会により全国各地で開催される「Jプロツアー」の年間チャンピオンが決定。大会終了後には表彰式も予定している。
10月31日のサイクルロードレース=8時~17時(終了後に表彰式を予定)。11月1日のおおいたいこいの道クリテリウム=10時~15時15分(同)を予定している。